ルージュバックが勝てるかどうか、大きな注目を集めている。
毎日王冠から放牧を挟んで天皇賞を勝った馬は過去にいないだろう。
「10日競馬」の究極とも言える試みで、これが決まれば相当インパクトがあるはず。

「馬は厩舎で調整すべき」という考え方も根強いようで、
このやり方に批判的な声もちらほら聞く。
「調教師の仕事はなんなの?」とか。
「大竹師はプライドがないの?」とか。

まず、大竹師に文句言うのはナンセンス。
大竹師が決めているわけではないし。
矛先向けるなら馬主のキャロットクラブかその上のノーザンファームでしょう。

そもそも、10日競馬を批判するのは意味がないと思う。
この問題は「調教師が調教するのが望ましいからそうさせるべき」という選択の問題でなくて、
今のJRAの制度の中で考えた場合に自然な状態だと思うので。

特に関東馬の方は間違いない。
設備が悪い、水が悪い、給料が高い(コストのかかる)美浦でわざわざ調整するより、
設備も水も良く、若くてモチベーションの高いスタッフの揃っている(コストの安い)
ノーザンファーム天栄で調教した方が良いじゃないですか。
厩舎で調整させると仕上げにムラが出てくるけれど、
天栄で仕上げればだいたい90%以上の仕上がりで出せるわけですから。
実際にそれで結果も出ているし。

調教師が既得権で先生だった時代は終わって、基本は中間管理職なんですよね。
特にクラブ馬の場合は下請的存在と言ってもいいかもしれない。
ノーザンファームの指示に従って活動するスタッフ。
西の名門厩舎や関東の藤沢・堀厩舎みたいな例外を除き、スタッフに徹するしかない。
もちろん、そこで実績を積んで信頼を得られれば裁量も多少は増えていくでしょう。
なんだかんだで最後の仕上げは調教師で、それが重要なのも間違いないので。
キムテツもぼろくそ言われていたけれど、今では藤沢師・堀師に次ぐ成績で若手エース扱い。
今まで関東に入ってこなかったような良い馬をバンバンいれてもらっているけれど、
当面その流れは変わらないでしょう。

いずれにしても、今回のルージュバックの天皇賞は大きなポイント。
ここで負けると「ほれ見たことかw」「10日競馬w」と叩かれること必至。
逆に勝てばノーザンファーム天栄の力が世間に広まるだろうし、
10日競馬がますます当たり前になっていくでしょう。
ノーザンファーム・ルージュバックには10日競馬で是非とも勝ちきって欲しいものです。


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