「出産後はホルモンバランスが崩れて、いわゆる産後うつになる」というのはよく聞く。性格的にそういうのにはならなそうな会社の女性陣も、みんな「なった」「なるんですよ!」と言っている。おそるべし、産後うつ・・・

さて、深夜の出産後、1回帰って寝てからお見舞いに行った。妻は当然ながら体に痛みがあるということだけど、ある程度歩けるし、思ったよりは元気そうだった。妻の両親と自分の母が孫の顔を見に来てくれたので、赤ちゃんの面会にもすべて妻が立ち会ってくれた。NICUは決まりで2名ずつしか入れず、かつ両親(妻か僕)のどちらかが居ないといけないというルール。僕が咳で立ち会えないぶん負担をかけてしまった。

うちの母は翌日に帰った。ネコを飼っているのであまり長く家を空けたくないのである。お昼を食べて帰ったので、その後に単独でお見舞いに行った。妻は元気そうだったけれど、ちょっと様子がおかしかった。鼻が赤かったので、「あれ、ちょっと鼻が赤いね」と言ったら、妻がいきなり号泣で涙が止まらない。「なになに、どうなってるの?」と僕も焦る。「もしかして、赤ちゃんに心臓が予想以上にマズいとか?」「もしかして心臓以外で何か問題が出てきた?」という不安が頭をよぎった。どう声をかけていいのかわからなかったので、手を握ったり背中をさすったりしてとにかく待った。

・他のお母さんは赤ちゃんと一緒なのに、自分は一緒にいられないのがつらい。
・赤ちゃんのミルクの時間に面会したが、赤ちゃんがミルクをあまり飲まなかった。それを見て看護師さんが「ミルク全然飲まないねえ」と言った。抱っこをしたら、「抱っこばかりしてるね」と言われた。
・母乳マッサージを受けているが、まだ出ない。母や姉が「母乳出た?」「絞らないとダメだよ」などとLINEしてくるが、それがつらい。
 
ということだった。やっぱり、不安や心配やプレッシャーがあるのだろう。本人にとっては一つ一つのことが気になってもおかしくない。 「大丈夫大丈夫」「母乳なんてなかなか出ないっていうよ」「看護師さんもひどいこと言うね」と言ってひたすら慰めた。「いざとなったら僕が吸うからw」とか。いや、実際に自分が吸ったら菌の問題とかありそうだけど・・・。「ダンナが吸う場合もある」というのを事前に友人から聞いていたので。ちなみにネットで検索してみたけれど、「ダンナが母乳飲みたいと言ってきて困ってます」という相談ばかりで、「母乳が出ないからダンナが吸って協力する」という話は少なかったw そもそも、赤ちゃんが吸うようには大人の男は吸えないらしい。まあ、自分が吸うのは最後の最後の手段ですね。

話がそれました。幸いにして、うちは新婚仲良し夫婦、お互い大好き夫婦。話を聞いたり手を握ったりしていたらとりあえず落ちついてくれた。こういうのはまさに夫である僕の出番。当面はこういうナーバスな精神状態が続くだろう。家に帰ってきたら僕と接する時間が増えて安定するのかもしれないけれど、今度は赤ちゃんとちょっとしか会えなくなるというデメリットもある。落ち着くまでは気遣いMAX打法でいこうと思います。しかし産後うつ、愛情がなくなってる夫婦の場合は詰みではなかろうか。時が解決してくれるのをひたすら待つのでしょうか・・・


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