くるりのこと
くるり
新潮社
2016-09-16



くるりが20周年ということで、宇野維正氏のインタビューに答えた形で作られた本。
自分はくるりはそこまで好きでなかったのだけど、面白そうなので購入。

「東京」のマキシシングルが1998年10月。
自分は就職して1年目、名古屋での生活を始めたところだった。
平日は仕事で精いっぱい、週末に矢場町のパルコにあるタワレコに
通ってCDを鬼のように買うのが一番の楽しみだった。
もしくはクアトロ、ボトムライン、ハートランド、ロックンロールなどのライブハウス。
メジャーから名古屋のインディーバンドまで行きまくったわけです。
ピロウズ、ジェリーリーファントム、ナンバーガール、プリスクール、
スーパーカー、ミッシェル、モーサム、Hi-5、KOGA系などなど・・・

ライブハウスに通ううちに知り合った中に京都出身の女の子が居て、
その子がとにかく一推しだったのがくるり。
京都に凄いバンドがいるんです、と。「もしもし」がいいんです、と。
磔磔だとか京都のライブハウスの話も聞いた。
自分はポップなのが好みだったので、くるりのなんというか
どろどろした感じ、ブルース的な要素が苦手だったので
ハマりはしなかったのだけど、東京はわかりやすくて「凄い!」と思った。
メジャーデビューアルバムはまたマニアックな感じだったけど・・・

このインタビュー本を読んでいて、あの頃の空気感を思い出した。
自分は各バンドがインディーズからメジャーデビューする過程とか、
あるいはメジャーデビューした直後の勢いなどを好んでいたので、
くるりがインディーズからブレイクしていく経緯などは特に面白かった。

ナンバーガールとの絡みなんかも書いてあって、向井がライブに乱入して
勝手にワンダーフォーゲル歌ったりするので困ったとか。結構ひどいw


読んでいて、自分もこの頃はきつかったなと思い返した。
この前観た映画の「シング・ストリート」じゃないけれど、
名古屋に来て友達もいず仕事もろくにできない、
同僚はまったく人種が違って飲み会がひたすら面倒くさい。
「音楽に救いを求めるしかない」的状況だった。

今じゃどっぷりと会社にも馴染んで、
良き伴侶に出会って子供も生まれてくるという。
音楽も昔ほどは聴かなくなってしまった。


Ost: Sing Street
Original Soundtrack
Imports
2016-05-27